新車と中古車、どちらを選ぶのが良いのか?

これは人によって答えが変わりますし、絶対にどちらが良いといった極端な結論はありません。

車という商品の価値を考えれば新車(新品)の方が良いのは当然の事。

しかし、新車と中古車では大きく価格が変わります。

場合によっては新車を買うお金がある方でも「中古車の方が幸せになれる」場合もあるのです。

まずはそれぞれのメリット・デメリットを確認しましょう。

新車のメリット・デメリット

新車を選ぶ"メリット"

1新車(新品)を購入したという満足感

自己満の世界ではありますが、新車で購入する事が一つのステータスでもあり自慢できるという事をメリットと考える方が多いです。

日本人は特に新車への拘りが強かったり、「車の購入=新車」という考えが多い傾向にあります。

2販売されたばかりの新型車をいち早く乗れる

新型車が中古車市場に出てくるまでには時間がかかりますし、初めのうちは新車と中古車の価格差もないので、新型者をいち早く乗りたいという目的が新車で車を購入する最も明確な理由になるでしょう。

3車の色、グレード、ナビ、オプション、全て自分の好きなように選べる!

オプション(装備)には「メーカーオプション(MOP)」と「ディーラーオプション(DOP)」という2種類が存在します。

メーカーオプション
メーカーオプション(MOP)は車を生産するライン上で組み込むものであり一度車が完成すると変更が出来ないものです。
 新車購入時にしか取り付け出来ません。
ディーラーオプション
ディーラーオプション(DOP)は車が完成してディーラーに運ばれてきてからお店のメカニックによって取り付けるものであり、後から取り付けることが出来るものです。
 納車後でもディーラーにて後付けすることも可能。

ナビ、シートの素材、サンルーフなど新車の時にしか選べないメーカーオプションも多数あります。

メーカーオプションを自分の好きなように選べるのは新車購入時だけですので好きなオプションを選び自分好みの車を作り上げるという事がメリットですね!

3初回の車検は通常よりも1年間期間が長い

3ナンバー(普通乗用車)、5ナンバー・7ナンバー((小型乗用車)の車検は通常2年おきですが、新車の場合は初回の車検まで3年間となっています。

このことから経済的に余裕のある方は車検を行わずに3年おきに新車を乗り換える方も少なくありません。
 また、上記に挙げたナンバー以外は通常1年おきの車検が新車から初回の車検は2年となっています。

4担当営業との関係が深い。点検・乗り換え・保険などの案内をしてくれる!

新車で購入する場合、誰から購入するのかも重要な要素です。

車を購入した営業マンとは購入後も関係が続きますので、その営業マンに車の事は何でも面倒を見てもらうことになります。

本来車のメンテナンス、車検時期は持ち主本人で管理して予約出来ればいいのですが、案内があると気にせず進むので安心です。

新車を選ぶ"デメリット"

1金額が高い

値段が高い...

分かり切った事ですが、誰もが感じる最大のデメリットはやはり価格です。

車本体の値段プラス税金や諸費用、ナビ、ETC、バックカメラ等の様々なオプションをつけていると

「あれっ!?200万円で買えると思っていた車はいつの間にか250万円を超えてるし...」

なんて事になるのは普通の事、更に+αの装備を付けてしまえば予想外に高い金額に・・・

高級外車になるとオプション価格で数百万円プラスになることはザラにあります。

2契約してから納車までに時間がかかる

どんなに早くても1か月、人気車種などは半年後、特殊な車だと1年以上かかることも・・・

この期間をワクワク楽しめる方はいいですが、普通は購入したら早く乗りたいですよね。。

待っている間にもっと欲しい新型車が出てきてしまったら...(+_+)

中古車のメリット・デメリット

中古車を選ぶ"メリット"

1価格が安い!

中古車を選ぶ最大のメリットは価格が安いことに尽きます。

販売直後の人気車種でない限り新車と比べれば”大幅に安い金額”で車を所有できます。

中古と言えど新古車から走行距離の多いものまで幅広いので程度と金額のバランスを考えて選べば大満足のお買い物が出来るでしょう!

2同じ金額でも新車で買える車よりも1ランク、2ランク上の車に乗れる!

金額が安いという事とイコールになる話ですが、中古車であれば価格が安くなっていますから同じ予算内でもよりランクの高い上質な車まで購入対象に入ってきます。

トヨタの人気車種を例にお話してみると
例えば新車でトヨタのアクアを検討していたとします。同じ予算で中古車を考えるならばプリウスに乗れるでしょう。

SUVの場合、新車でCH-Rを購入する資金があれば中古で程度の良いハリアーに乗れるでしょう。

ミニバンであれば、新車でノア・ヴォクシーを購入する資金があれば中古のアルファード・ヴェルファイアも購入対象に入ってきます。

輸入車の場合
輸入車(外車)の場合は更に新車と中古車の価格差が大きい傾向にあるのでご注意ください。
メルセデスベンツやポルシェは輸入車の中では比較的リセールが良い(価値が残りやすい)傾向にありますが、それでも新車に比べて中古車になるとガクッと価格が落ちます。
 管理人の個人的な意見としてはBMWの中古車はねらい目。新車から数年しかたっていないのに半額以下にまで値が落ちている車種が非常に多いです。反対に言えば新車で買うのはもったいないメーカーだと言えるでしょう。

新車と中古車の価格差。
これらを踏まえたうえでどちらが良いのかを考えてくださいね。

3オプションが付いているものが多いので出費を抑えられる

これも金額に関することですが、中古車の場合は新車購入時のオーナーが必要最低限のオプションは費用を払って装着しています。

今の時代中古車は、うん十万円もするナビ、ETC、バックカメラが付いている車がほとんど。

新車では車両価格からそれらのオプションにより金額が上乗せされていきますが、中古車ならばついているものを選べば割安になります。

4納車が早い

お気に入りの車に出会って購入を決めたら一刻も早く新しい車に乗りたいと思うでしょう。

中古車であれば名義変更と納車の整備だけですので大体2週間~どんなに遅くても1か月以内には納車出来ます。

軽自動車に関しては1週間で納車出来る場合もあります!

5選べる車が多い!

決して現行モデルが最善とは限りません。

以前のデザインの方が好きだった。前のエンジンの方が走りが楽しそう。

中古車市場に目を向ければ生産終了になってしまった名車も選択対象になります。

かつて憧れていた車などもう販売中止になってしまった車を中古車で探すのも楽しいですよ!

中古車を選ぶ"デメリット"

1価格が常に変動している

その時の流行りや年式によって価格が大きく変わります。

基本的にはどの車も時間が経つにつれどんどん価格が下がってきます。

更に中古車は全て装備やコンディションが違いますので同時期に同じ車を探しても価格はバラバラ。

全く同じ車は1台たりともありません、ですので目当ての車に出会えるタイミングとそれを購入する決断力が大切ですね。

2故障する可能性が高い?

新品よりも中古の方が不具合が起こる可能性が高くなるという事はあるでしょう。

前のオーナーがどのような使い方をしていたか、どのようにメンテナンスをしていたか、によって車の状態は様々です。

とは言え、「中古車=故障する」という認識は間違いです。そんな認識は遥か昔の事。

技術が発展した現代に生産されている車は整備点検さえしていれば壊れるなどという事は滅多にありません。

また、中古車もきちんとした車屋で購入するのであれば納車前に必ず点検整備をしますので安心です。

 しかし、整備をきちんとやっていないようなお店など、中には現状渡しで何もやらないから安いといったお店、オークションなどの個人売買で購入すると車本体の価格は安くても後で故障が多くなり高くつく可能性があるのでそれだけ注意してください。
中古車を購入する際はお店選びが重要です。
機械なのでいつ壊れるかわからないということもありますが、それでも整備やアフターフォローのしっかりしたお店なら納車前にベストな状態にしてくれる+保証がついているので安心です。

3アフターフォローに不安があるかも・・・

これも店舗によることなので一概には言えませんが、販売して納車が終わったらその後のフォローはほとんどしないという中古車販売店も珍しくはありません。

ただ、それは予め購入するお店を選ぶときに判断していれば回避出来る事です。

正規ディーラーなど大手であれば基本しっかりとフォローしてもらえますので心配することはありませんのでご安心ください。